血便の原因

血便の観察

 血液は時間の経過と共にその色調や性質が変化します。血便が出て、後に受診される場合の診断の目安にもなる為、血便があった時の血液の量や色、状態や経過をよく観察しておく必要があります。後からもふれますが、痔による出血である場合とそうでない場合の見極めは素人では判断が難しいのも事実ですが、観察の目安はありますので、知っていれば安心できると思います。その血便は単に切れ痔と自己判断せず、検査を受けて血便の原因を突き止める必要性があります。日頃より切れ痔に悩まされている方であれば原因はあきらかかもしれません。しかし、前章でもふれましたが、そうでない場合の原因で比較的多いのは大腸ポリープです。検査の結果、早期治療を行なう必要性があるかもしれません。



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血便の観察の目安

・切れ痔が原因の血便 : 特徴としては、真っ赤な血で、便とは分離しており、便の表面に付着している場合や排便後に肛門から血がポタポタとたれる事があります。

・大腸ポリープが原因の血便 : 特徴として、切れ痔よりも血の量は少なめで便の表面に付着している場合が多いです。

※肛門から近い(小腸や大腸など下部に位置する器官)出血の場合は真っ赤な血、肛門より遠い部位(食道や胃など上部に位置する器官)からの出血の場合は、便に混ざっており、全体に黒い色をしている場合が多いです。

適切な判断

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